『此間拾った変な女は、暫く経ってもやっぱり変な女だ。
物の名前を知らなかったり、コンロやシャワーの扱いを知らなかったり。
何よりたまげたのは、服について聞いた時だ。
下着はつけない主義なのか、この女は良く素肌の上に直接服を着る。
だがその服が随分ラインを見せる奴で、つけていないのが丸わかりなんだ。
こんな半スラム街でそんな格好してたら、馬鹿共の好適の的だろう?
だからストレートに、”下着はつけないのか?”って聞いてみたら
”下着って何ですか?”
・・・だと。
そういや以前も似た様な遣り取りをした事があったな・・・
いや、コイツと話す場合、日に1つはこうした問答がある。
それも、誰でも知っている様な事について、だ。
・・・今はそれ所じゃない。
問題はコイツが下着について知らないって事だ。
幾らなんでも冗談だろ?と言ったら、キョトンとした顔で首を傾げて来る。
・・・・・本気なんだな、わかったわかった。
兎に角、このままにしておく訳にもいかず、女の肩を引っ掴んでドアへと向かう。
不安そうな顔をしているので買い物だと言うと、夕飯の材料は後で買うと言った。
・・・此間まで金の単位すら知らなかった女が、良く言うぜ。
有無を言わさず、女を連れて外へ出る。
瞬間、数人の男達と眼が合い、そいつ等は俺を見た途端、どっかへ逃げちまった。
・・・・・本当、今まで良く無事だったな、この女』
ダンテさん、お疲れ様です。
リンクさんは下着とか知らない様な気がする。
元々家ではノーガードな女の子が多いので、リンクさんも同じく。
でも多分下着を買って貰っても、”苦しい”とか言ってつけないかも。
ダンテさんの気苦労は更に増える。
お金は、元々持ってたんだろうけど、リンクさんのトコはルピーだからね・・・
ダンテさんから見たら、単なる宝石類に見えただろうに。
・・・あ、ダンテさんの剣は忘れました。
と言うかガンホルダーとかその他合ってるかわからない。(攻略本買わねば)