ただ、君が好きなだけだったのに。




と、言う訳で完結致しました『想華』!
最後までお付き合い下さった皆様、本当にありがとう御座いました!!
こんな異色な夢なのに・・・何と素晴らしい方々・・・!!!
最後まで書けたのも、皆様のお陰です・・・っ><


ええと、一応あとがきと言う形で部屋を設けたので、あとがきらしい事を垂れ流します。
まず、このお話を書き始めた切っ掛け。
興味のある方だけ聞いてやって下さい。(音楽を聴き、本を片手に飯を食いながら)

最初はただ、剣心と巴さんが再会する話が書きたかったんです。
『抜刀斎』ではなく、『今の緋村剣心』が、巴さんと再び回り逢う話。
今は流浪人として生活して、一応の平穏を保っている彼の精神が乱れる様。
そんなのを見たいなーとか思ったのと、巴さんが好きだったのがあります。
でも何と言うか、『想華』を読んで下さった方や私の日記を見たりしていた方はお察しかも知れませんが・・・
あんまり・・・ね、緋村さんがね、
好ましい部類ではない訳です
なので、巴さん好きな私としては、もうちょい幸せな形でいて欲しいと思い・・・
そこで主人公登場。(遅い登場!)
主人公の設定は特にありませんでした。
和風な感じが良いと思って道場の息子。
でも今時な感じが良いと思って活発な性格。
そんな男の子で、巴さんが一緒に幸せに暮らしていれば良いなと思っていました。
そこで、愛した巴さんが他の男といるとわかった時、緋村はどうするのか。
とか思ったりして・・・まぁこの辺りから色々おかしくなる訳ですが。
そして既述致しました様に、善人緋村が・・・ね、アレな物ですから・・・
コレは緋村に人間らしい感情を爆発して貰おう。と。
そんな形でこうなりました。


そして、エンディングについて。

実を言うと、エンディングは『散華』のみの予定でした
このラストは、緋村の人間らしさを爆発させようと思った時から考えていまして。
もうこのラストを書く為に『想華』を書いたと言っても過言ではありません。(過言である)
『想華』のお話の流れからしても、このラストが妥当かなぁ・・・とか思ってました。
でも、ありがたい事に、『主人公と巴を幸せにしてあげて!』と言った感想を下さる方がいらっしゃり・・・
流石に主人公が可哀想過ぎるかと思ったので、慌てて『傷華』エンドをつけました。
そして続編的な物も書いてみたかったのでそっちを正規エンディングに。
でもどうしてもハッピーエンドが思いつかず、傷を残す形で終わらせました。
きっと彼等は、心に平穏を宿す事無く、寄り添いながら生きるんだと思います。
緋村が残した十字傷は、何よりも惨い戒めでしたねー・・・なんて。

『散華』の後、巴さんはどうするんだろう。
個人的には、自殺するんじゃないかなぁとか思ってます。
いいや、自殺未遂。緋村が止めに来る。
それか、緋村の過去と本音を、巴さんは知っている訳ですから・・・
勘付くかな。復讐しようとするかな。
だとしたらきっと、また悲劇は繰り返すんでしょう。
『傷華』もアンハッピーですが、『散華』はもう救いも糞も無い。
だからこそ最初、正規エンドだった訳ですが。(嫌なラスト)


一応、『想華』の連載は、『第零幕・帰華』を持ちまして終了となります。

でもこの主人公とかは気に入っているので、続編を予定していたり。
そちらの方は、『傷華』から数ヶ月後。
同じく主人公&巴さんを主役に、『想華』よりも明るい雰囲気で行きたいと思います。
『想華』の方も、まだ短編やイラスト、漫画等を更新したいなぁとか思っていますので・・・
その時はどうか、チラ見してやって下さいませ^^


初めての連載。
異色な夢。
それでも好きと言って下さる方がいらっしゃって、本当に嬉しかったです。
本当にありがとう御座いました。