第弐話
見えない顔、伝わる言葉
雨音と共に始まるミサトとリツコの電話会話。
どうやらシンちゃん、第弐話にして早くも引き篭もっているらしい。
第壱話と第弐話の間に何があったんだ。
アレか、綾波のネコミミドレスでも着せられたか。
精神的な疲れを隠し、努めて明るくシンちゃんを誘うミサト。
しかし、シンちゃんから声が返って来る事はなかった。
第弐話では、学校スケジュールを組まず、ネルフスケジュールで。
理由はトウジと喧嘩したくないから。
ここは敢えてアニメから逸れたルートで行く。
しかし・・・そのイベントが無いと、特記すべき事が無い。
ので今回はサラリと短くいかせて頂く。
今回の使徒戦は第四使徒シャムシェル。
ピンク色のイカみたいな奴である。
いかにも触手プレイが得意そうなナイスガイ。
コレが、本当の意味での初戦であり、単独戦。
一応ネルフスケジュールで能力は色々伸びているが、明らかに弱い。
不安満々での出撃と相成った。
そこで、イベント発生。
逃げ遅れたトウジとケンスケが、巻き込まれそうになている!
トウジの因縁イベントを起こしていない為、会話成立は初めてとなる。
ミサトから無視するよう指示が飛ぶが、まともな精神のシンちゃんは命令無視。
まだ14歳の少女にそんな冷徹で図太い神経は無いのだろう。
制止を振り切り、トウジとケンスケをコックピットに収納。
狭いコックピットに思春期の男2人と女の子・・・だと・・・!?
しかし此処は戦場。
加えてトウジとケンスケも混乱状態である為、エロネタシーンは無し。(あったらどうする)
そして、戦闘へ。
・・・・長い。
まだシンちゃんの能力が低い為か、戦闘が長引く。
お陰で第弐話にして早々に『ストア三平』が倒壊。
待て。待ってくれ。まだ一度も買い物をした事が無いのにこの仕打ち!
しかし暴走だけはさせたくない。
キャンパス編に入る以上、自立度の大幅低下だけはどうしても避けたかった。
苦戦の末、なんとか、辛勝。
この後ミサトからの説教シーンへと移る。
命令違反したパイロットへの厳重注意。
ここでの泣き顔のシンちゃんがモロ糞可愛い。色々な物を突っ込みたくなる。
今回はミサトの好感度をコレでもかと下げる予定なので、厳しく叱るを選択。
友人を助けたかっただけのシンちゃんが、とても可哀想になるシーンだ。
人を守る為。と言う信義に何ら背いてはいない、寧ろその義に沿うならば正しい選択。
しかし悲しいかな、大人の世界と秘密主義の中では、正義なんぞ紙より軽いのである。
イベント終了後、相も変わらず部屋に篭るシンちゃん。
ミサトはリツコとの電話で苛立ちをぶつけてしまう。
やはり彼女も精神的に色々な重圧が圧し掛かっているらしい。
リツコのアドバイスにより、行動を起こそうと決意したミサト。
気弱で引っ込み思案なシンちゃんを気遣い、電話越しに会話を試みる。
結果は、成功。
シンちゃんの心の内を聞き、2人が少しだけ歩み寄った。
今度はミサトの誘いに応じるシンちゃん。
なんとか、蟠りは解けた様である。
今回は本当に何もなかったなぁ・・・
しかし、次回第参話。
例の『ヤシマ作戦』の存在。
本当の戦いは、次回から。である。
ブラウザのバックにてお戻り下さい。