小鳥さん、この鎖を千切りましょうか?

いいえ、私は繋がれていたいのです。

小鳥さん、大空へ帰してあげましょうか?

いいえ、私は冷たい籠の中が良いのです。


連載小説『Rental』あとがき絵の加工前。
克哉さん不在の癖に克克。愛してる。
克哉さんに支配される克穂さんを逃がそうとする御堂さん。
でも克穂さんは、望んで彼の元に縛られてるんです。

克穂さんが見てるのは、克哉の方。
自分からは御堂さんに触れていない。
寧ろ左手は、克哉を求めて伸び掛けている。
克穂さんが求めてるのが何かわかりながら、御堂さんは守りたいんです。