「でも…食べないと勿体無いよ…?」
「そうは言いましても、母さんの形をしたチョコを壊せると思います?」
「うーん…確かにコレが克哉とか一樹とかカヲルとかだったら、崩せないかも…」
「でしょう?それと同じですよ」
「…でもやっぱり、恥ずかしいし勿体無いし…皆で食べちゃおうよ…」
「そうですねぇ…何故か、全裸ですしね」
「あああ、一樹は17歳なんだから、こう言うの見ちゃダメ!!」
「何を今更。それに、母さんですから大丈夫でしょう、昔何度も見てますよ」
(う〜ん…17歳の息子に、チョコと言えど裸見られるのって…なんか複雑…)
「毎年母さんの等身大チョコレート作る気でしょうか」
「こ、今年だけだと思うけど…リクエストがあったら、執事さんに頼んでみたら?」
「ああ、そうですね。じゃあ、来年は父さんでも作って貰いましょうか」
「え、何で!?」
「いえ、チョコレートなら、遠慮なく首だの腕だの○○○だの圧し折れるじゃないですか」
ガタガタガタ(…怖い…一樹が、怖い…克哉逃げて!!!)