マと執事

「あ、もうクリスマスですね」
「そう言えばそうでした、奥様はイベント事がお好きですね」
「そ、そうですか?・・・あ、でも、折角だから、夕飯も豪華にしましょうね!」
「えぇ、勿論お手伝い致します」
「ありがとう御座います!ツリーの飾りつけなんかは・・・一樹達も一緒にやりましょう♪」
「かしこまりました。・・・所で、一樹様やカヲル様には、何かプレゼントをお渡しするので?」
「勿論しますよ!年々、何が良いかレパートリーが無くなってるんですけど・・・」
「奥様から頂ける物なら、何でも嬉しいと思いますよ」
「そうですか?・・・あ、勿論、執事さんにもあげますからね!」
「それはそれは・・・私などに、お気遣いありがとう御座います」
「執事さんて、今までどんなプレゼントを貰った事があるんですか?」
「・・・生憎、私には神の生誕を祝す習慣が無かった物で」
「??・・・そうなんですかぁ」