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「おや、どうしました？」「うわ！？な、なんだ、お前か・・・」「？それは・・・・・朝比奈さんの写真ですか？」「あ？ああ・・・涼宮の奴から貰ったんだけどさ・・・」「そう言えばこの間、新しい衣装を入手したとかで、喜んでいましたからね」「で、まぁ、それで思ってたんだが・・・朝比奈さん、可愛いよな」「まぁ、そうですね。・・・貴方の世界には、朝比奈さんはいらっしゃらないのですか？」「いないと思うぞ。名前も聞いた事無いし、学校で擦れ違う事すらなかったからな」「そうですか。確かそちらの世界は涼宮さんや長門さんもいらっしゃらないんですよね」「ああ。・・・ったく、お前が羨ましいぜ、あんな美少女達に囲まれて・・・」「生憎僕は彼女以外興味がありませんから、普通に団員仲間ですよ」「彼女って・・・女の俺か。・・・まぁ、女の俺も、意外と良い感じだよな」「間違っても懸想しないで下さいよ」「しねぇよ！どんなナルシストだ俺！！・・・で、お前はどうなんだ？」「どう・・・と、言いますと？」「古泉。・・・あー、女のお前は、お前から見てどうなんだよ」「別に、どうとも。流石に自分が女になっているのは、気味が悪いですけどね」「い、言うなぁ、お前・・・」「そう言えば貴方、あまり女性の僕とはスキンシップを取りませんよね、嫌なんですか？」「は？ち、違う。別に嫌なんじゃなくてだな・・・照れ臭いと言うか、だな・・・」「ああ、なるほど。いえ、此間、女性の僕が少し落ち込んでいましたからね」「そう・・・なのか？」「ええ、貴方が冷たいと。自分が嫌われているのではないかとも、言ってましたね」「ち、違うっつーのに、アイツは・・・こう、もうちょっと男の俺の気持ちもだなぁ・・・」「まぁ、何はともあれ伝わっていないのは事実ですからね。朝比奈さんの写真を見て鼻の下を伸ばしている所を見られたら、ますます落ち込みますよ、彼女」
「の、伸ばしてねーっての！「そうでしたか？・・・では、朝比奈さんが好みでないのなら、どうして彼女の写真を見詰めていたんです？」「だから、可愛いなって思ったのと・・・・そのー、こう言っては変態みたいだが、胸があるなぁ、と・・・」「ああ・・・確かにそうですね。と言う事は、貴方は胸がある方が好みだと」「う・・・まぁ、言ってしまえばな・・・」「それにしては、女性の僕は、何と言いますか・・・少々胸が寂しい様な気もしますが」「そうだな・・・それはアイツ自身、すげぇ気にしてる。俺が特盛好きだと知ってるからか・・・」「ほぅ、なるほど・・・」「・・・って、お前な！こんな事聞きだしてどうすんだったく・・・」「お気に為さらず、単なる好奇心ですから」「あのな・・・じゃあ、お前はどうなんだよ。胸がデカイ方が良いのか？」「そうですねぇ・・・まぁ、適度に大きい方が」「・・・お前でもそう思ったりすんだな。どうにも顔の所為か口調の所為か、そんな感じがせん」「そうですか？僕も普通の高校生なんですがね」「そうだろうけどさ・・・・。そう言や、女の俺は胸どのくらいだ？見た所、かなりでかい気がするが・・・」「彼女も確かに大きいですね。・・・カップは・・・確か・・・」
「Fだ、覚えとけ」「ぅお！？お前突然背後から現れるな！ビビるだろーが！！」「おやキョンさん、遅かったじゃないですか」「悪いな。お前等の乳談義に耳を済ませていたら出るタイミングを逃した」「いやそこはとっとと出て来いよ！！」「あと、一姫チャンを慰めてたら遅くなった」「・・・・へ？」
「ぅ・・・っ・・・ぐすっ・・・」「おやおや、そんなに泣いて、どうしたんです？」「さぁ、男の俺が”デカイ乳が良い”とか言い出した辺りから泣いてたぞ」「って、いたのかよお前！！？」「う・・・うぅ・・・っ・・・キョン君は・・・胸が、大きくないと、嫌ですか・・・？」「いやいや、そんな事言ってねーだろ！！嫌じゃねーって！！」「だ、だって、だってさっき・・・ぅううっ・・・」「よしよし、泣きやめ泣きやめ」「うぅ・・・キョンさんは、胸が大きくて羨ましいです・・・どうしたら、大きくなりますか・・・？」「お、お前は何を聞いてんだ！別に気にするなって前々から言って・・・」「あー・・・良くは知らんが・・・牛乳でも飲んどきゃ良いんじゃねーの？」「ま、毎日飲んでます・・・」「涙ぐましい努力してんな・・・男の俺、妥協してやれよ」「だから妥協とかそう言うんじゃなくて、俺は別に古泉の胸がでかかろうと小さかろうと・・・」「キョンさん、今の説は、実際科学的根拠は一切ないそうですよ」「あ、そーなんだ。・・・じゃあ、アレだ、揉んで貰え。マッサージだマッサージ」「も、揉むって・・・」「男の俺。揉んでやれよ、それはねちっこく」「待て待て待て、ねちっこくって何だ。明らかに性的だろうその表現」「当たり前だろ。セックスの最中にやった方が効果ありそうじゃねえか、なんとなく」「なんとなくかよ！！」「まぁ・・・マッサージ自体は、幾分効果がありそうですが」「胸の大きい女が良いんだろ？なら協力してやれよ」「っだーから！それはただ、何つーか・・・その、だな、恋人にしたいとかじゃなくて・・・」「・・・ああ、オカズにしたい、と？」「お前のその面でオカズとか言うな頼むから、イメージが違い過ぎる。詐欺だ詐欺」「あぁ、なるほど。・・・だったら今度エロ本やるよ。前古泉にプレゼントしたら突っ返された巨乳特集本」「え・・・・って、何買ってんだ！！んで何プレゼントしてんだ！！」「すげー怒られた」「当たり前でしょうが。貴女がいるのに、どうして本に頼らなくちゃならないんです」「だからだろうが。少しは俺の身体の負担を減らそうと、お前に自家発電に勤しんで貰おうとだな・・・」「自家発電って・・・お前な・・・」「・・・そうだ、お前さ、エロ本読んで、尚且つ自家発電禁止とかどうよ」「なんだそれ！？」「ムラムラした状態で一姫チャンとこ行ってやれよ。熱い一発かましてやれって」「え、えぇ！？」「あ、あほか！！大体、別に本が無くたって、古泉にはー・・・そのー・・・ムラムラはするって」「ほ、本当ですか？キョン君・・・！」「だ、だから、別に胸はどうでも良いっつってんだろうが！！俺は、その、お前が全部・・・あー・・・」「じれってーなぁ、言っちまえよ、一発ヤらせろって」「違う！！全部ひっくるめて好きだと言いたかっただけで！！・・・・いや、なんでもない、忘れろ古泉」「う、嬉しいです、キョン君・・・あ、あの、ホントに、胸、小さくても良いんですか・・・？」「前から言ってんだろうが！！・・・まぁ、俺も、少し発言には、気をつけるが・・・」「良かったなー、一姫チャン。ホラ、まぁアレだ。お前だってコイツの息子さんの硬さや太さ、長さが立派だから。なんて理由で選んだ訳じゃねーだろ？」
「そ、それはそうです！！」「それと同じだって、な。あんまり考え過ぎんな」「貴女の言う事もご尤もなんですが、些か例えが強引過ぎやしませんか」「なんだよ、似たようなモンだろ」END.