KKKエッチ談義 その3



人物紹介
手塚 
青学高等部2年。
美形の完璧超人。意外と短気で暴力的。
容赦無しの薄情な人。でもノリは良い。
千石 
山吹高校2年。
ラッキーな割に不幸な目に遭う。
手塚のハリセンを良く喰らう。めげない。
跡部 
氷帝高等部2年。
この中では一番常識人。巻き込まれ型。
手塚曰く『都合の良い男』。結構良い人。




「跡部君お財布見してー♪」
「はぁ?何言ってんだ、返せ」
「だいじょーぶ!取らないから!」
「信用出来ねーな」
「何だとー!?そこまで図々しくないよ!!」
「カードばかりで現金が無いな、そう言う物なのか?」
「「いつの間に!!?」」
「高校生とは思えないカードの量だな」
「わ、ゴールドカード。跡部君て実は高校生じゃないでしょー」
「高校生じゃねーのは手塚と真田だけだ」
「見た目だけだろうが」
「でも手塚君、中学ン時から先生とかに間違えられてたもんねー」
「最近は何故か大学院生にも間違えられるがな」
「「少なく見積もっても20半ばには間違えられてるっての」」
「余計な世話だ」
「えー、てか跡部君やっぱお金持ちー。今度何か奢ってよー」
「人ン家で散々飲み食いしてダベって、これ以上何を要求する気だ」
「ディナーとか!」
「・・・わざわざ外に行く必要ねーだろ。晩飯くらいなら家で食わせてやる」
「ホント!?やたーっ!!手塚君!跡部君がディナーご馳走してくれるって!!」
「生憎洋食は好かない」
「注文の多い奴だなテメーはよぉ!!」
「じゃ手塚君和食にして貰えば?出来るっしょ」
「そうだな・・・なら、ヒカルも呼ぼうか、折角だしな」
「てーかテメェ等・・・礼の一言もねぇのか、ったく・・・」





避妊具は?


「ん?」
「どうした?」
「跡部君、お財布にゴム入れてんだー。ホテルなんか使うの?」
「あ?ああ・・・別に、何かあった時用」
「へー、跡部君、ちゃんと避妊すんだー」
「ったりめぇだろうが!」
「特定の相手がいないんだ。誰を孕ませるかもわからないからな」
「テメェはどうしてそう人の神経を逆なでする言い方を・・・」
「えー、じゃあ不二さんとする時もー?」
「アイツとする時こそ、だ。ゴムがなきゃアイツ、途中でも帰りやがるからな」
「さっすが不二さん、やる事がクール」
「赤月相手ならゴムがなくてもするんだろうな」
「あ、それ禁句ー♪」
「殺すぞテメェ等・・・!」
「跡部君から尋常じゃない殺気を感じたので、ターゲットチェンジ!手塚君!」
「何だ」
「手塚君はちゃんとゴムつけるー?」
「つけるに決まってるだろう」
「さすが手塚君!手塚君もお財布にゴム入れてるの?」
「いや、部屋にある」
「お母さんに見つかったりしないー?」
「まず家族が部屋に入る事が無いからな」
「え、マジで!?あたしお母さんもお姉ちゃんも勝手に入ってくるんだけど!」
「プライバシーゼロじゃねぇか・・・」
「そーなんだよねー。でもあたしもお父さん達の寝室入って、隠してあるエロ本見っけちゃったし、お相子お相子♪」
「ンなモン見つけんな!そっとしといてやれ!」
「と言うか、お前はどうなんだ?」
「へ?あたし?」
「ああ、ちゃんと亜久津に避妊してもらっているのか?」
「あー、今までの話聞いてんと、してなさそうだけどな」
「俺もそう思う」
「う・・・否定したいけど・・・出来なかったりー」
「「やっぱりか」」
「もーちょっと聞いてよー!!あっくんてばホント酷いんだよー!!?」
「何か始まったぞ」
「長いぞ、覚悟しておけ」
「あっくんてばさ、一回もゴムつけてくれた事ないんだよー!!?」
「ヤバイだろそれ」
「妊娠していないのが奇跡だな」
「ラッキーですから!・・・でね、試合の前の日だってのにガンガン生でやってくれちゃうしさー!!」
「お前よく毎日生きてるな」
「持ち前の強運はそこで使い果たしているらしいな」
「しかも危険日だって言ってんのに『それがどうした』の一言で終わらせるしさー!!!」
「最低だな」
「流石にそれは無いな」
「あ、でも、もし赤ちゃん出来たらどーすんの!って言ったら、『責任取ってやる』って言ってくれたんだぁー♪」
「あのヤンキーにそんな責任能力あんのか」
「まぁ、夢くらい見させてやれ」
「お前ホントひでぇな」
「えっへへー、だってあっくん、指輪もちゃんとくれたモンねー!あのね、あたしの誕生石がついててね・・・」
「・・・跡部」
「あ?」
「すまないが今日の食事はキャンセルさせて貰う。今ので吐きそうなくらい腹がいっぱいだ」
「・・・あぁ、俺もだ」
「でね!でねー♪」










END.


手塚さんが本編でもこのくらいクールに外道だったら結婚するしかない。
今回はちょっと千石さんがハッピームード。何せ叩かれてない。
手塚も千石も礼儀はちゃんと弁えてますが、跡部相手だと傍若無人です。